色とは?
測定角度
- オフライン測定しか実行できないため、サンプルをとる必要があります。シート材料の測定は、シートの開始部分と終了部分でしか行えません。
- 測定は無作為に(研究所で)おこなわれます。製品を100%測定することは不可能です。
- センサーを物体の上に置いて測定しなければならないため、非接触測定は行えません。
- 電球を(未調整の)光源として使用するため、外部光の影響を受けやすいです。
- 光源(電球)の使用寿命が制限されています。
- デジタルスイッチング出力、アナログ出力がありません。
(Sensor Instruments社製)インライン測定装置
インライン装置のデザインは、基本的に携帯型装置と同じですが、いくつか異なる点があります:
- 電球の代わりに白色光LEDを使用するため、光の調節が可能で、測定システムが外部光の影響を受けにくくなります。
- 外部光に対する非感応性により、非接触で測定でき、インラインで使用できます。
- レファレンスブランチ – Aを外部に設置することが出来ます。測定距離と基準距離に等しく周囲条件の影響が現れます。
- レンズカバーは平らなガラスから構成されているため、レンズの清掃が非常に容易です。
- システムにはスイッチング出力と2つのアナログ出力(電圧と電流の出力)を装備しています。
- 複数のシリアルインターフェースが(コンバーターを介して)使用できます: RS232、USB、Ethernet。
- モニターユニットを使用して、複数の測定ラインをマルチプレクサーから表示することが出来ます(トレンドディスプレイ、光沢レベルの数値とグラフィックディスプレイ、平均値のディスプレイ、設定許容値、特定のジョブナンバーの記録日など)。
- 白色光LEDのトランスミッターパワーが調節可能なことから、測定する表面に対して光パワーを適時適応させることが出来ます。
- 特殊な光ビームの直径はおよそ20mmで、非常に大きな物体表面には携帯型装置でスキャンを行います。測定システムは、部分的なばらつきの影響を受けにくくなります。
光沢センサーは本質的に、トランスミッターレンズに光源(SI:調整済の白色LED)を含み、ビームスプリッターがトランスミッター放射を部分的に結びつけ、レファレンスレシーバーとレシーバーレンズ、そして実際のレシーバーに向けて、その光を届けます。
測定ジオメトリ
Sensor Instruments製のインライン光沢センサーは、全ての重要な基準に対応しています:
インターフェース
光沢センサーには、ダウンストリームPLCによって、それぞれが相応して評価可能な5つのデジタル出力が装備されています。31色までの光沢レベル(と対応する許容値)を(バイナリーコードで)表示できます。センサーには他に2つのアナログ出力が装備され、現在の光沢レベルに関する情報を提供します:電圧出力と電流出力はそれぞれ(0 V…10 V) と(4 mA…20 mA)です。統合RS232インターフェースをデータ伝送に使用出来ます。USBとEthernet用の外部インターフェースコンバーターが、各システムへの接続に使用できます。M-PLEX-08マルチプレクサーユニットが、最高で8つまでの光沢測定(RLS-GDセンサー)のリンクを可能にし、測定値は、グラフィック(トレンドの表示)や数値(現在または平均値)でモニタリングユニット(SI-PP320-10.4°)に表示されます。データの記録や、各ジョブに関連する記録データを保存することも出来ます。
重要な入力パラメーター:
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白色光LEDの光パワーの自動修正/自動修正なし::
POWER MODE: DYNAMIC/STATIC
STATIC操作のための光パワー設定:
0: LED off
1000: 最大LED
-
特定光沢値の平均化:
POWER MODE DYNAMICでは、光沢センサーに取り付けられたコントローラーが、レファレンス信号の生の値、または鏡面反射のレシーバーの生の値が、ダイナミックレンジの上3分の1に位置するよう光パワーを制御しようとします(ユーザーインターフェースのバーディスプレイを参照)。
-
平均値は1から32000まで設定できます:
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デジタル出力MAX-W6に対する光沢レベルの数設定:
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5までの光沢レベルが直接出力可能です。5以上の光沢レベルには、出力はバイナリーコードで行われます。
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評価モード NORM または GLOSS:
評価モードGLOSSでは、黒色ガラス(または銀色の鏡)に対する校正値を常に表すレファレンス信号を使い、連続比較が行われます。ここでは、校正中のMEASURING CHANNEL / REFERENCEの関係が、基準点として機能します。GLOSSモードのみが光沢測定に使用できます。NORMモードに関しては、光沢測定の章で詳しく記載されています。 - アナログ出力:
アナログ値は通常、0から100までの光沢レベル(0V…+10V)を表します。しかし、この範囲は10の係数でズーム可能なため、たとえば5から15の光沢レベルを0Vから10Vまでの(または4mAから20mAの)アナログ値として出力出来ます。
-
グラフィックと数値のディスプレイ: 光沢レベル、基準値、測定値が数値として表示されます。31までの異なる光沢レベルをティーチテーブルに保存できます。許容値も同様に設定できます。 同じ光沢レベルGNを入力でき、表の上から下にかけて増加する許容値GTOを入力することが出来ます。 その後センサーは上から下にかけて表の処理を行います。(許容範囲内に位置する)適正な値は、表番号の形式をとったデジタル出力に送られます。ティーチテーブルによって、光沢レベルをクラスごとに分割することが出来ます(増加する許容値に応じて、またはカスケード様式で)。
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対象物への校正(一般的に黒色のガラス、またはRLS-GD-20/20°-UVを使い銀色の鏡に対して)、または携帯型装置への適合を選択することが出来ます。インライン装置と携帯型測定装置に予想できる偏差を補正することができ、オペレーターは2つの装置から同じ値を確認することが出来ます。この偏差は主に、携帯型装置の校正板の汚れ(黒色ガラス)や、装置の老朽化が原因となります。
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RLS-GD-MONITORING V4.8モニタリングソフトウェアを使用すると、MPLEX-08マルチプレクサーユニットとSI-PP320-10.4"モニターユニットと繋げて、8つのセンサーまでの光沢レベルを同時に表示することが出来ます。 光沢レベルは、トレンドディスプレイとして数値とグラフィックで表示することが出来ます。記録した値を特定のジョブナンバーに割り振ることが出来ます。
RLS-GDシリーズの光沢センサーは光沢測定に非常に適しています。このようなアプリケーションには、RLS-GD-Scope V4.8パラメーター化ソフトウェアに評価モードが設定されます。
このモードでは、鏡面反射が拡散反射に干渉するように設定されます。また、ティーチテーブルに31までの光沢値を保存することも出来ます。
NORM値とNORM許容値の両方を手動で変更することができます。表は上から下に向けて処理されます。現在処したNORM値に一致する表内の最初の値が、(パラメーター化または学習値の数に応じて)デジタル出力に直接、またはバイナリーコード化されて出力されます。
デジタル出力に加え、センサーにはNORM値の情報を送るアナログ出力が2つ装備されています:1x電圧出力(0V…+10V)、1x電流出力(4mA… 20mA)。
x, y, INT GN
s, i, M GN
x, y, INT, GN
s, i, M, GN
x、y、INT とGNを使うと、表は以下のようになります:
Nb |
x |
y |
INT |
CTO |
GN |
GTO |
0 |
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1 |
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2 |
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3 |
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x, y, INT GN
Nb |
x |
y |
INT |
CTO |
GN |
GTO |
0 |
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1 |
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2 |
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x, y, INT GN
Nb |
x |
y |
INT |
CTO |
GN |
GTO |
0 |
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1 |
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2 |
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3 |
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s, i, M GN
Nb |
s |
i |
M |
GN |
CGTO |
0 |
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1 |
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2 |
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3 |
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s, i, M GN
評価は選択モードによって異なります:
BEST HIT
FIRST HIT
MINIMAL DISTANCE
x、y、INT とs、i、M 値が3つのビューで表示されます。GN値はバーディスプレイで表示されます
保存したcolor-gloss値:
MINIMAL-DISTANCE選択モード:color-gloss値5
FIRST HIT選択モード: color-gloss値1
この2つのモードでは、x、y、INT、GN とs、i、M、GN値が6つのビューで表示されます:
保存したcolor-gloss値:
MINIMAL DISTANCE選択モードでは: color-gloss値 3
FIRST HIT選択モードでは: color-gloss値 Ø
SPECTRO-3-50-FCL-30°/30°を使ったcolor-gloss(色-光沢)検査
color-glossセンサータイプSPECTRO-3-50-FCL-30°/30°は、IN0-信号レベルに応じて、交互に作用する2つの光源から 構成されています。センサーは、色や光沢の相違が非常に小さな物体に使用します。自動車のインテリアに使用する擬革やプラスチック部品、家具に使用される プラスチックフィルムやプラスチックラミネーションなどが対象です。 |
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